ボサノバについて


元々の土地の文化に
西洋、アフリカ、東洋のものも受け入れていったブラジル。

歴史を見ると悲喜こもごもがありました。。。
その流れの中でも、それぞれの文化は輝きながら
混ざり合いながら 育っていったのです。

多種多様な習慣、人種の融合が進む中で生まれた音楽の一つが
ボサノバです。


演奏するたびに感動することは、
『調和、ニュートラル』を曲全体から感じられることです。

リズム、和音、メロディ、歌詞、ポルトガル語の響き、奏法が
全て調和されて、「満ちる」感覚になります。




(お店:Bip Bip)
 



「え?この和音の中で、
  ええ?このメロディ… コレを歌うんですか?」って
言いたくなるくらい

和音もメロディもリズムも
とっても個性的で、異色たちの集まりなんです。


なのに、こんなにも個性的なもの同士が
自分を押し殺さず、ぶつかり合うこともなく、
バランスを取って共存することで、絶妙な美しさが生まれています。

不揃いを不揃いのまま、ありのままを認めて調和の美を生み出す
日本文化(華道や茶道など)とボサノバは接点が多いと感じます。



『自分の音を堂々と表現しながらも、
 相手の音をよく聴いて微笑んでいる』調和。

これはボサノバに限らず、全ての音楽や、全ての生き方において
存在している素晴らしい概念だと思います。


音楽、ボサノバから
たくさんのことを学ばせて貰っています♪ありがとう。 



    


(聴いているお客さんたちを描いてました♡♡ 
演奏者に溶け込んでて、まるでバンドメンバーのような、
店主のような雰囲気で描いてました。お客さんでした。)