少女の美しさをテーマにしつつ
ジョビンが特に描きたかったのは

『彼女を見ている側の人々の内面の豊かさ』です。


美しい何かを見て、聴いて「わぁ」って感動する感性は
誰もが持っています。

『ある対象が素敵というだけでは人は感動できません。』

『見ている側の人々の内側にも
素敵さ、愛、調和という美しさがある』から、
外を見て感動、共鳴できるんですね。



イパネマの娘はもちろんだけど
「リオの街も、リオの人々も、ブラジルも、全部素敵なんだよー」
って、ジョビンは表現したかったと感じます。




                       
(イパネマ海岸)



私は、この曲のラストの部分の歌詞が好きです。

「彼女がそこを通るだけで 
  地球(mundo)丸ごとが恵みの光で満ちる。
    その愛で、世界はもっと美しくなる。」

人間パワースポットですよね。



皆さんは自分の住む街が好きですか?

リブランカは、
瀬戸内のまち香川県が好きです♡

ジョビンのように
私たちは、住むところを愛することで、そこを、
もっともっと素敵にしていけると思います。


                      (瀬戸内海)


素敵になったら愛するのではなくて、
愛を注いでいくから素敵になっていくって思います。



人も街も、お互いの「ありのまま」を生かし合って、
認め合って、共に成長していくと

地球をも宇宙をも素敵にしていくことになるって感じます。



**ポルトガル語mundo(ムンドの意味):宇宙、万物、地球、世界、人々、人類