Velas Içadas 曲解説 & リブランカが感じたこと
イヴァン・リンスの作った曲。
何とも素敵なメロディライン。
まるで海に漂っているような感覚になります。
歌詞からは
『本心を生きることのチャレンジ』を感じます。
この歌詞を読むと、
「困難があっても勇気を出して頑張れ」と、解釈することも可能ですが
「勇気を出してでも 頑張るのをやめる」
「勇気を出すなら 本心を生きる方へ使ってみよう」と
リブランカは解釈しました♡♡
ので、ご了承ください。
この曲が誕生したのは
ちょうどブラジルの軍事政権時代で、
作家、アーティストたちが 自由に表現できなかったころ。
でも、軍事政権でなくとも、
私たち自身が、自分を軍事政権下に置いてきたなぁって思います。
私たちは、知らず知らずのうちに自分を縛り付けてしまう癖があります。
親として、妻として、社会人として、経営者として、友人として、
プロとして、長女として…
「普通〜でしょ」って無意識のうちに自分に言い聞かせて
頑張り続けて
頑張れなくなると、自分を責めてしまいます。
「この自分ではいけない」って思い込んでいるんです。
皆、本当はもう充分素敵なのに。
もう充分頑張っているのに。
皆、本当は居るだけで価値があるのに。
歌の中では
『準備万端の船が、港で縮こまっている様』が描かれていて
『私たち人間が、頑張って何かに合わせようとしている状態』を
私は感じます。
あなたの本心は何ですか? もう緩めませんか? という
やさしい提案なんです。
自分が今までと変わってしまったら
ある人からはガッカリされるかもしれないし、
家族や仲間と揉める嵐の予感もあるし、
カッコ悪いって思われるかもしれない。
だから
今まで通り 頑張っていたほうが良い
波風立てたくない というなら
それもひとつの「尊い生き方だな」って私は思います。
何も間違ってないです。
でも もう一つの生き方があるよ~
実は、選択肢があるんだよ~ って言っているのが
この歌だなって 思うんです。
私たちが責めるのを本当に本当に止めた時
初めてわかることがあります。
「え。。この自分で良かったんだ。」
「自分って ダメじゃなかったんだ。」
「寂しさは錯覚だった。」って
平気なふりをしていた自分を見破り
正直になって自分を見つめたとき、初めて見えてくる景色があります。
そう言えば、一般的に港につないでいるロープや鎖って
自分で解けますよね。
イメージしてみて下さい。
港にとどまっていた船が その鎖を自分で解いて
生まれて初めて 海に出る瞬間の感覚...
~解放、自立、自由、自他への深い信頼、
無条件の愛、真の強さ..~
まさに シュラシュシュシュ~♪を感じませんか?
軽やかな追い風♪
最後の歌詞の部分
『船として生まれてきたのに 船を生きなかった』
ここからは
『自分として生まれてきたのに
自分の本心を生きなかった』と感じます。
「自分らしく」という言葉はまだ曖昧ですよ。
『自分』を生きて下さい。
『安心して既に素敵な自分』を知って下さい。